よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

心が通うメッセージ ①

毎日、お返事を書いています。

 もうすぐ、皆さんからの“手紙”への返信を書き終えられそうです。
 3月に母校である現・和歌山県立向陽中学校・高等学校で講演をしたところ、後日、出席した生徒全員からの感想文が届きました。思いもかけぬことで、その大量の枚数にまず驚き、その内容の濃さに今度は驚かされました。「これは私も何かしなければ」そう思い、感想文への感想とメッセージを書いてお返しすることにしたのです。もらった感想文は約700人分。全てに目を通し、今度はそれぞれ返信を書いていく・・・。一日かけて書けるのは10人分ほどでしょうか。ようやく現中2・3年生の分を書き終えて学校にお届けし、今は現高2・3年生分のちょうど半ばといったところ。全て書き終えるのは6月になりそうです。
 皆さんからの心のこもったメッセージ、本当なら全員分をと言いたいところですが、2回に分けてその一部を、さらにその抜粋でご紹介します。
 Sさんから「健康が一番大事ということにとても共感できました。最近はよくゲームなどをし睡眠時間が短くなり、授業中に寝てしまうことなどがよくありました。だからこれからは生活習慣に気をつかっていこうと思いました。」私から「生活習慣まで気をつかっているのは偉いと思います。お互いにこれから計画性を重視しながら頑張っていきましょう。」
 Fさんから「社員は家族という大きな愛を持って会社を率いているということに驚き、私も自分を支えてくれている人たちを大切にする人間になりたいと思いました。また、ジロー物語も楽しく読ませていただいています。」私から「心から学ぶ姿勢が備わっているんだね。ジロー物語Ⅱ、進行中のⅢもよろしくね!」
 Kさんから「何故このように勉強しないといけないのかと思っていましたが、宮本さんのお話を伺ってからは、目標に向かって前を向いて進める気がしてきました。」私から「このような感想をいただき本当にうれしく、私の方こそ学ばせていただきありがとうございました。」
 Nさんから「親や先生からほめられたことがないとおっしゃっていましたが、社長になってたくさんの社員を率いたと聞いて、自分にもできるのではないかと少し自信が付くようになりました。」私から「そうですよ!こんな僕でもできるんだから、あとはやる気と負けん気があれば。」
 Uさんから「宮本さんもおっしゃっていたように、中学・高校でたくさんの経験をしたいです。」私から「Uさんは(文章全体から)良いと思ったことを実践できる人だと思います。」
 Tさんから「人に好かれるために小細工をしてはいけないとわかりました。」私から「自分をさらけ出せば何とかなるよ。」
 このほか、Bさんからは「いただいたジロー物語の本に僕の名前とサインを書いてくださり、とてもうれしいです。」というメッセージが。私のサインでよければいくらでも書きますよ(笑)
 冗談はさておき、それぞれの感想文から、講演をしっかり聞いてくれていたこと、差し上げた『ジロー物語』をきちんと読んでくれていたことが伝わってきました。本番まで極度の緊張が続き「産みの苦しみ」を味わった人生初の講演でしたが、やった甲斐がありました。皆さんの思いに応えて、私も1枚1枚大切にお返事を書いています。

心のこもった感想文ありがとう。