よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

いつもとは違うメンバーで大阪

泉ヶ丘カントリークラブにて。

 「来年の春に社長も一緒にどうですか。」発言の主は市川晃・住友林業会長と松岡靖之・紀陽銀行会長。私の誕生日を祝おうと毎年10月1日に東京で開いてくれている親睦ゴルフ会でのことでした。“社長”というのは私の長男である当社の哲治社長のことで、来春関西で息子さんも呼んでゴルフでもどうかとのお誘いだったのです。
 そして今年の3月31日。住友林業から会長に加えて光吉敏郎社長、紀陽銀行から会長に加えて原口裕之頭取も来られ、当社相談役(私)・社長の合計6人で夕食会を開きました。会場は帝国ホテル大阪の中国料理店『ジャスミンガーデン』。「この時間だと上座はどっち?」と若い人なら気にしないであろう問題でひとしきり議論を重ねた後、結局四方同席ということで円卓を囲みます。次々に出される広東料理とともに、ビールに紹興酒、赤白のワインとお酒も進んだところで会場を移動。館内の『オールドインペリアルバー』でじっくり楽しむことになりました。
 グラス片手に仕事のこと、芸術にまつわることなど会話が弾むうち、いつしか質問攻めに遭っていたのが当社の社長。今後の仕事の方向性などを聞かれ自分の考えを述べていたようなのですが、そのなかでハッとする場面がありました。「それは違うんじゃないか。」ある事柄について市川会長から指摘があったのです。すると社長はしばし考えた後、当該の点について今後修正するとしたうえで、指摘してくれたことへの謝辞を述べていました。私は社長の親でもあるので「こいつもなかなかやるな」と思ったりしたのですが、他の方もそう感じておられたようで。「社長は成長されましたね。」と皆、私に耳打ちしてくれたのは望外の喜びでした。
 夕食会の翌日は親睦ゴルフ。ゴルフをやらない当社社長の代わりを紀陽銀行の横山達慶常務にお願いし、会場の泉ヶ丘カントリークラブへ。ここは今年の関西オープンゴルフ選手権が開かれた名門コース。素晴らしい景観のもと、私たちも親睦とは名ばかりの真剣勝負を繰り広げました。「次は小金井ですね。」10月の再戦を誓い合い、この日はここで解散。ただし、私と松岡会長は、その日限りで異動・栄転となった彼の秘書氏を伴って再び帝国ホテル大阪へ。『久兵衛』で寿司をつまみながらのゴルフ反省会をし、さらに私は部屋に帰ってからゴルフ疲れを取るためマッサージを呼ぶという・・・。今回ばかりは息子をダシにしてゆっくり楽しませてもらった次第です。