よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

仕事の本場、勉強の本場、その名は銀座。

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 みなさん、はじめまして。10月1日生まれ、よろずやジローと申します。思い返せば72年。我が人生に何一つ後悔なし。されど、人間万事塞翁が馬。山あり谷ありの歳月を過ごしてきました。その間、様々な出会いを経験し、人生は全て「縁」でできていると感じる毎日です。そしてこのたび、またご縁をいただき、書き物のマネごとをする運びとなりました。どうぞよろしくお願いします。

 さて50年前、駆け出しの私はM社との付き合いの関係で、自然と銀座に繰り出すようになりました。今から思えば、仕事の合間の銀座なのか、銀座の合間の仕事なのか分からない毎日だったような気がします。
 当時の銀座は、5万もの店がひしめき合い、そこで働く人々の数は男女合わせて18万人にも及んだと記憶しています。そんな活気あふれる銀座でしたから、一度繰り出せば朝帰りは日常茶飯事。帰宅した途端、出社することもあったものですから、お客様から「宮本君、お前臭いぞ。睡眠不足は体に悪いぞ。」と指摘されることもしばしばでした。それでも体調を崩すことなく、思い切り営業仕事に取り組めたのは、ひとえに若さの賜物だったのでしょう。
 仕事を終え、ホテルでシャワーを浴びた私は「さあ、これからが本当の仕事。」とばかりに銀座へ。飲む相手はひと回り上、あるいは親父のような年齢の方々でしたが、皆さん、22歳の私のことを弟のように、息子のようにかわいがってくれました。そんな酒席で、先輩方は揃って私にこう言うのです。「次朗君、君は女性によくモテるね。でも、それは君がお金を支払う立場だからだよ。」田舎者の若造が調子に乗らないよう諫めくれたのは、私のことを本当に息子のように思ってくれたからだと、今も感謝しています。
 でもネ!正直言って、本当に自分がモテていた気もするんです。なぜかって?それは女性方が、こう言ってよく褒めてくれていたから。曰く「宮本さん、次朗さん、次朗ちゃん、若いのに大先輩といつもお付き合い、偉いわね。」偉いかどうかは別として、仕事を越えた付き合いができていることを褒めてくれたのでしょう。その後も長らく、私のことを大事にしてくれています。

 よろずやジロー、きょうのひとこと。
 何でも一生懸命が、信用を作ることがあるネ!