よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

神聖なルーティン

伏見稲荷大社の末廣稲荷大明神社にて。

 当社の恒例行事のひとつに初午祭があります。当ブログに以前記しましたが、旧暦の初午の日、本社敷地内の稲荷社で商売繁盛と各々の家内安全を祈願するものです。今年も3月1日にお祭りを開催し、これまた例年通り、そののちに京都伏見のお稲荷さんに参拝してきました。
 今年、伏見稲荷大社を訪ねたのは4月14日。当日はかつてほどの人出は見られませんでしたが、ここ数年の閑散ぶりと比べれば差は歴然。大勢の外国人観光客が千本鳥居を行き交う様子を目の当たりにし、コロナ禍明けを実感しました。
 さて、現地に到着し、同行の社員2人とともにまずは売店へ。ここでミニサイズの鳥居に日付と名前を書き入れるのが最初のお務めです。約40分、心静かに筆を走らせ墨が乾くのを待って、いよいよお社へ向かいます。そこに祀られているのは、会社の稲荷社にお祀りしているのと同じ末廣稲荷大明神。書き上げたばかりの鳥居を納め二礼二拍手一礼し、帰路に就きました。
 さて本社での初午祭とそれに続く伏見稲荷大社参拝は、毎回新たな心持ちをもたらしてくれる神聖な機会となっています。先代から続く大切なルーティンの意義をいかに伝えていくべきか。様々考えた結果、私は伏見への同行者を総務部長と年替わりの総務部職員と定め、ずっとその3人での参拝を行ってきました。道中、それぞれに会社、そして自らの来し方を顧み、社前では無事に1年過ごせたことへの感謝と、行く末の安寧を祈願する。このルーティンが今後もずっと続くことを願っています。

神具店にて(令和4年参拝時の一コマ)。