よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

次こそは~痛恨のクロンボー城

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スウェーデンを望むエアスン海峡に面したクロンボー城(公式ページより引用)

 親善大使の称号をいただいたとはいえ、デンマーク王国を訪ねたのは2017年7月と2019年7月のまだ2回。コロナ禍の影響でなかなか機会に恵まれません。それでもいつか3度目のチャンスが訪れたなら、今度はぜひゆっくりと再訪したい場所があります。
 それは、シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『ハムレット』の舞台、エルシノア城のモデルとなったとされるクロンボー城。前国王である父を失ったハムレットは、その死が父の弟である現国王クローディアスによる毒殺であったことを父の亡霊から聞いて知ります。しかも母は、今や仇である叔父の妻。思索的な性格だったハムレットは大いに悩み、狂気を装って復讐の機会を窺います。「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」恋人オフェーリアの父を誤って殺害し、さらにその後、彼女の死という受け入れがたい現実にも直面したハムレットは・・・。
 あまりにも有名なこの物語を生んだクロンボー城は1924年に改修され、往時の姿を今も留めています。ところが私ときたら。そういった逸話を知らぬまま当地に赴き、城内にあるシェイクスピアの胸像のレリーフも見ずに中庭まで素通りしてしまっていたのです。何たる不覚!次こそは城内をくまなく巡り、胸像前でも記念撮影をして、シェイクスピアの物語の世界に思いを馳せたいと思っています。

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シェイクスピアの胸像(ウィキメディア・コモンズより引用)