よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

商売繁盛・家内安全

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令和3年3月23日、当社初午祭の様子。

 子どものころ住んでいた和歌山市寄合町の家の庭に稲荷社がありました。父が商売繁盛・家内安全を祈願して建てたものです。現在は本社敷地内に置いていますが、通算70年あまりにわたって宮本家では旧暦の初午の日に社殿にお供えをし、家族・従業員とともに初午祭を催しています。
 令和3年(2021)の旧暦初午は3月23日。この日を前に、本社敷地内の稲荷社周辺では、社殿前への屋根の設置やのぼりの土台づくりなどの工事を行います。工事といっても、そこはプレカット工場とあってお手の物。毎年使えるよう保管している部材を組み立てて当日に備えるのです。設営が終わると、今度は社殿前へ関係者からのお供え物を搬入。会場を囲む提灯をぶら下げ、本社玄関前にのぼりと吹き流しを立てれば、お祭りの雰囲気が弥が上にも盛り上がります。
 さあ、初午当日。宮司さんをお招きし従業員はじめ約70人が参列。皆で末廣稲荷大明神に柏手を打ち、商売繁盛と各々の家内安全を祈願しました。響き渡る柏手の音に、毎年ではありますが心がしゃんとし、ここからの1年をより充実したものにとの思いを強くした次第です。
 さて、初午のお祭りを例年通り盛大に催せたことへのお礼を兼ね、4月21日、京都市の伏見稲荷大社にお参りしてきました。京都伏見のお稲荷さんは全国に3万社以上あるといわれる稲荷神社の総本山で、多くの鳥居が並ぶ千本鳥居は海外からの旅行客にも人気のスポットになっています。
 この日、私は社員2人とともに伏見へ。兄の逝去による喪中のため、楼門をくぐらずに進み、本殿に手を合わせました。このあと、鳥居を奉納するため、千本鳥居をくぐり熊鷹社方面へ。新池のほとりを折れると、目的の末廣稲荷大明神のお社です。商売繁盛と全社員の家内安全を祈願しながらミニサイズの鳥居に日付と名前を書き入れ、納めてきました。

 よろずやジロー、きょうのひとこと。
 父から受け継いだ初午祭は、皆の心のよりどころ。

 

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伏見稲荷大社の千本鳥居