よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

ピンチとチャンスの繰り返し②

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「執念」は当社の基本理念。社長就任前の昭和50年元旦、一気に書き上げた100枚のうち最初の1枚。

 夏になると気になるのは、昔も今も9月の期末決算のこと。とくに今年はコロナ禍による稼働率の低下をどうカバーできるか、経営陣の真価が問われる機会となります。この機にあって相談役として申し上げるとすれば、守りに入らず攻めよということでしょうか。
 当社には今、取り組んでいる新機軸がいくつもあります。例えばプレカット事業の分野拡大。従来の構造材・羽柄を中心とした製造体制を各種パネルにも対応できるよう再構築を進めています。また、P&F体制の確立。これは建設資材の流通構造を改革することで生産性の向上を目指すものです。未来を見据えた新機軸の採算化を果たすべく、当社では5年ほど前から研鑽を重ねてきました。具体的には、利益を生み出す企画の立案能力を鍛える研修を行うとともに、よりよい職場環境を作り出すためのメンタルマネジメント研修を実施しています。これらは、今日の意思決定を明日の実行に結び付けられる力を育み、経営陣のリーダーシップをさらに強化する狙いがあります。
 これら研鑽の成果でもありましょう。このところ当社は、非住宅へのプレカットの活用、建設・増改築分野への人員拡充など新たな挑戦を続けており、業績目標も達成できています。今後は顧客満足度のさらなる向上、業務遂行プロセスのさらなる改善を目指してもらえればと思います。
 日本はいま、コロナ禍だけでなく、少子高齢化、社会保障の財源不足など様々な問題に直面しています。そんななか、人々の価値観は多様化していて、住宅についての考え方も大きく変わりつつあります。こうした時代を生き抜くことが責務となった新経営陣に心からのエールを送るとともに、私も自分なりの役割を果たしていけるよう考動していきたいと考えています。

 よろずやジロー、きょうのひとこと。
 私は評論家か!?
 「言うは易く行うは難し」なのにネ。