よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

再会の喜び

f:id:yorozuyajiro:20200630104600j:plain

『ホテルきよ水』ホームページより引用。

 普段、マグロのように動き回っていた私がコロナ禍の自粛で和歌山に留まること数ヶ月。ようやく移動が解禁になり当社仙台工場を訪ねました。久しぶりの再会にお互い自然と笑みがこぼれます。事務所、工場と歩いていると、私の訪問に合わせて急いで読んだ(笑)のでしょう。みな口々に拙著『ジロー物語』の感想を話してくれます。なかには家族、友人のためにと追加オーダーしてくれる社員もいて、大変うれしく思いました。この日の宿はお客様の紹介で秋保温泉『ホテルきよ水』。心のこもったもてなしに、初逗留とは思えないほどゆっくり寛ぐことができました。
 仙台とくれば次は千葉です。翌週、これまた久しぶりに当社千葉工場を訪ねました。ここでは今春入社したベトナム人社員2人と初めて面会。ともに日本語はペラペラでCADも操れるとのこと。一人は設計、もう一人は事務に携わってくれており、頼もしい限りです。その後、工場では仙台同様に拙著への感想と追加注文が続々。その表情は想像以上に明るく、皆コロナに負けず頑張ってくれていることを実感しました。
 さて千葉出張の宿泊は、いつもの帝国ホテル。顔なじみのスタッフと近況についてあれこれ話しながらチェックインしました。その後、コリドー街を少し歩いてみましたが道沿いの飲食店は軒並み休業中。コロナ禍の影響の大きさを痛感しながらホテルに戻り、館内の『なだ万』を訪ねました。聞けば、ここも2ヶ月あまり休業していたとのこと。旬の味を堪能しつつ、かつての日常がどれだけ有り難いものだったか、しみじみ感じた夜でした。
 どこに行っても「お久しぶりです」の言葉と笑顔の交流が続いた今回の出張。「社員は家族」を標榜する当社、そして私にとって、社内コミュニケーションは何よりも大切です。コロナ禍によってそのスタイルを変えていかざるを得ないのは残念ですが、それは世界中どこでも同じ。世の中の変化に対応しつつ、ピンチをチャンスに変えられるよう、社員皆で知恵を出し合っていきたいものです。

 よろずやジロー、きょうのひとこと。
 健康であればこそ“考動”できる。
 ゆっくりと、でも着実に再起動します。