よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

初めてのベトナム②

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サン前国家主席と。

 和歌山県ベトナムミッション団の一員として各所を訪問する道程に見られたのは歴史ある街並みです。3日目の午後、ハノイを代表するスポットを歩く機会に恵まれました。まずはホー・チ・ミン廟。ベトナム建国の父であるホー・チ・ミンの遺体が永久保存され、周囲には彼の家や博物館もある場所です。次いで訪ねたのは文廊(孔子廊)。ここには孔子が祀られており、裏に建てられたベトナム最古の大学『国子監』とともに学問にご利益があるスポットとして知られているそうです。ちなみに文廊3つ目の門である奎文閣はベトナム通貨ドンの10万ドン札に描かれていて、私もお札と見比べながら、その重厚な造りを観察してきました。
 その日の夕方、私たちは国内便に乗りホーチミン市へ。ある世代以上にはかつての名称サイゴンの方が通りがいいこの街は、首都ハノイを凌ぐベトナム最大の都市で経済の中心地。国の経済成長に歩調を合わせ、高層ビル群が林立しています。一方、かつて『東洋のパリ』と呼ばれたフランス統治時代の名残もあり、現在のアジアを象徴する場所といえるでしょう。
 さてベトナム滞在最終日となる4日目、私たちが招かれたのはチュオン・タン・サン前国家主席による昼食会。2011年から16年まで第5代国家主席を務めたサン氏は知日派で知られ、国賓として来日したこともあります。氏の公邸はそれはもう豪壮で、社会主義国家におけるトップの権力の大きさを感じるに十分なものでした。この日はホーチミンの市政府も訪問。その前後にはサイゴンスカイデッキや市民劇場、中央郵便局など新旧のスポットを見ることができました。そして何よりも、当社工場で毎日汗を流してくれている実習生たちの母国の様子を垣間見られたことが、今回のベトナム訪問の一番の収穫でした。

 よろずやジロー、きょうのひとこと。
 ハノイとホーチミンで見た、かつての日本の活気とカオス。

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ハノイにて。ホー・チ・ミン廟と奎文閣。

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ホーチミンにて。東洋のパリの代表建築『中央郵便局』と2018年に完成した超高層ビル『ランドマーク81』。そして道を行き交う多数のバイク。