新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
私の愛用品のひとつに、同じ日付の記録10年分を見開きにまとめることができる日記帳があります。これを見ると、例えば5年前の今日、どんな出来事があって何を考えていたのかがひと目で分かります。そんなわけで元日の欄には各年の抱負が並んでおり、2019年は「上意下達」でした。トップダウンと訳され、上から目線と捉えられがちな言葉ですが、私の解釈はちょっと違います。会社トップの考え方が社員全員に伝わり、各人がそれを自分のものにすること、といえばいいでしょうか。相談役として私は昨年を通じて、この上意下達が実現できているかを見つめてきました。
採点結果は、これはもう満点と言っていいと思います。役員の努力と社員の勉強の賜物として増収増益を達成できたことはもちろん、何より社員の表情が生き生きしていたのです。とりわけ印象的だったのは、ベトナムから来日し、現在研修中のメンバーたち。工場内で人一倍元気に働いており、声をかけると「研修を終え国に帰ったら、今度はずっとここで働けるよう再来日を目指します。」と口々に語ってくれました。
そして2020年、いよいよ東京五輪・パラリンピックが開催される今年の抱負は「止足の戒めを守る」です。『老子』から取られたこの言葉は、控えめにすることや止まることの重要性、すなわち分を知ることを説くものとされています。しかし私は、この言葉をよりポジティブに捉えています。分を知ったうえで、その少し先を目指そう。言い換えれば、自分の前にある壁を越えるためのチャレンジをし続けていこう。そんなイメージです。
次回のブログで触れようと思っていますが、当社ではいま、運送・フレーマーの人材不足解消を目指す取り組みを進めています。やればできるはずなのに、どこの会社も実現できていない問題です。壁を越える、殻を破る。止足の戒めを守るを胸に留めつつ、チャレンジする2020年としたいと思います。
よろずやジロー、きょうのひとこと。
あ、抱負がもう一つ。
喜寿に向かって健康増進、ゴルフは年間60回※。
※2019年のプレー回数は44回。51歳から72歳までの総プレー回数を数えてみると923回、年間平均約40回でした。
新春、本社ロビーにて。