よろずやジロー~宮本次朗【プレカットの宮本工業グループ相談役】のブログ

プレカットの宮本工業グループ相談役、宮本次朗の一代記。人生を彩る貴重な出会い、感銘を受けた言葉を振り返りつつ、明日を語ります。

豚もおだてりゃなんとやら

f:id:yorozuyajiro:20190305170102j:plain

筆者の高校の卒業アルバムより。

 最近よく聞く言葉に「承認欲求」というのがあります。他者に認められたいという気持ちのことで、誰しも少なからず持ち合わせているものとされています。
 振り返ってみると、私はこの承認欲求をバネに、いろんなことに取り組んできたように思います。もちろん、そんな難しい概念を常に意識していたわけではなく、典型的な「褒められると伸びるタイプ」いや「おだてられると木に登るタイプ」の人間なのです。
 例えば、中学生時代、勉強が苦手だった私にも、年替わりで得意科目がありました。中1時が数学、中2が英語、中3が美術。得意に学年は関係なかろうと思われるでしょうが、実はそれぞれが、各学年時の担任の担当科目なのです。担任の先生というのは生徒のことをよく見ているもので、私が褒められると頑張ることをすぐ見抜いたのでしょう。「数学、やったらできるなあ。」「君は絵が上手いね。」などと声をかけてくれ、その気になった私は、この先生に教わる科目だけはと必死に努力したのです。
 高校時代もそうでした。硬式野球から離れ、軟式球で興じていた私にある先生が「おまえ、野球上手いやないか。」と声をかけてくれました。だったら軟式で頑張ろう。私は一念発起、軟式野球部に入部し、2年時には全国大会ベスト8に進むことができたのです。
 もちろん、叱咤激励されることで頑張れる人も多いでしょう。しかし、褒められて嫌に思う人はいません。勉強もスポーツも褒められることでモチベーションが上がり、結果も付いてくるような気がします。そういう意味で子どもの頃の私は、木に登ることのできる豚だったといえるかもしれません。

 よろずやジロー、きょうのひとこと。
 担任の先生方に感謝。